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2024/07/02(Tue)07:05
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2008/01/02(Wed)16:03

『今日からスタート、その挨拶②』



 ボクが高校へと進学して通う学び舎を違えてからというもの、門前寺クンのあの気嵩を絵に描いたようなFaceを窺がう機会はめっきりと減ってしまった。否、もはや皆無と言っても良いだろう。
 彼女と同じ中学校に籍を置いている我が愚弟(※ボクにとてもよく似ている)からの伝聞によれば、現生徒会のトップである門前寺クンは、その持ち前のデストロイカリスマ性を大いに発揮し、日々八面六臂の大活躍。生徒はもちろん、教職員や保護者、そしてPTAの役員方からも多大なる支持を集め、学内新聞で特集された際には、『校史上に類なき鋼の生徒会長』とまで評されたという話だ。

 フフ……、なんとも頼もしいじゃないか。そんな彼女から熱心に信奉されている立場のボクとしても、実に誇らしく思うよ。
 不幸にも、この鴛鶯鸚哥丸 秀と言う、あまりにも美しく偉大な前任者から生徒会長職を引き継いだが故、もしやその強烈なプレッシャーに苦しんでいやしないかと心配もしたけれど、どっこいそんな物は単なる杞憂に過ぎなかったのだね。願わくば、ボクが門前寺クンに直接面会して労いの言葉のひとつでも……もしくは、甘酸っぱさの残る未熟(おさな)い苺を食す時のように、コンデンスミルクをビュッ!っと掛けてあげられたら良いのだけれど……。

 いや、ボク自身も古巣である生徒会に顔を出そうと、何度か中学校の方には伺ったのだけれどね。なぜだかその度に、白と黒のオシャレなツートンカラーの車が駆けつけてきて、半ば強制的に同行を求められてしまうんだ。そんな事が四回程あったのだけれど、一体どういう事なのか皆目見当がつかない。
 もしや、『うつくしいは、罪悪(つみ)!』という理不尽極まる刑法が、ボクの預かり知らぬ間に制定されてしまったのかな……?
 まあ、そのような状況だからして、心苦しいが未だに訪問を果たせずにいるというワケなんだ。

 あぁ……門前寺クンをはじめ、生徒会の可愛い後輩たちは、さぞや寂寥の思いに胸を焦がしている事だろう。しかしボクだって、このまま成す術もなく引き下がる様な、ルックスONLYのメンズじゃないのさ。
 フフ……ここだけの話だが、実はあるドッキリプランを実行に移すため、最近は毎日のように、そのリハーサルを行っているんだ。
 えっ、どんなドッキリプランか知りたいって? まったく……我慢の苦手なわがままCATたちだね。
 仕方あるまい、では特別に教えてしまおうじゃないか。いざ、括目せよ!!

 驚くなかれ、まず自家用ヘリコで中学校上空まで飛んでいき、そこからパラシュートを使って
 華麗にダイビング!!
 そのまま校舎スレスレに降下して、外側から窓を蹴破り生徒会室に直接推参するって寸法さ。
 しかしながら、あの粗忽な生徒会のみんなの事だからね。もしかすると、

「て、天使が人間界に舞い降りてきた!?」

 なんて勘違いして、ともすれば学校中がパニックになってしまうかも。
 そうなったら仕方ないけれど、もう正体を明かさざるを得ないだろう。

「天使だって? フフ……半分正解、そして……半分不正解。よくごらん。ジャーン! ボ・ク・さ」
「えっ? あ、ああッ!? え、鴛鶯鸚哥丸先輩ッ!? なーんだ、それじゃあ文句の付けようが無いくらい正解じゃないですかぁ!」
「ほう、それは何ゆえだい?」
「だって先輩は、僕ら生徒会にとってのエンジェルだもの!」
「おやおや、これは一本だね。フフ……頭かくして翼(はね)隠さずとは、正にこの事カナ?」


 
Fin.








 なんてね。
 まあ、実際どれ程のセンセーションが巻き起こるかは想像も付かないけれど、だがこうしている間にも生徒会の……否、あの中学校の誰もが、秀ちゃん分が足りなくて悶え苦しんでいる事は揺ぎ無い事実。きっと門前寺クンだって、の生徒会長だけに、ボクの降臨を切望スティールに違いないのさ。



(③へ続く)




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2008/01/01(Tue)23:47

『今日からスタート、その挨拶①』



 年の瀬も押し迫っている事だし、ニューイヤーを清々しく迎える為にパソコンの大掃除でもしようか。
 そんなふとした思いつきから、デスクトップや、その他諸々のデータを整理していると、ブラウザのお気に入りの中に、まるで身に覚えの無いアドレスが登録してあった。
 はて、何だろうとリンク先に飛んでみると、匂いたつような懐かしさを撒き散らしながら、ディスプレイ上に、このウェブログが姿を現したんだ。

 投稿されていたエントリーは、たった二件。ひとつはボク自身が、テストのために書き込んだもの。
 そしてもうひとつは…………もはや、まともな言語にすら成り得ていない、こんな文章だった。

『てすとこんいちは2ねncぐみのがっきゅういいんちょうもんぜんじあきこです』





 最初のエントリーが投稿された日付は2006年の9月1日。最後の日付も同様。
 そしてカウンターに表示されたヒット数は、わずかに数十ばかり。
 これらのアクセスは、全てこのボク、鴛鶯鸚哥丸 秀と………そう、門前寺 明子クンによるものだ。
 つまりこのウェブログは、完成してから今日まで一年以上もの間、誰の目にも触れられる事なく、WWW(ワールドワイドウェブ)の片隅で寂しく忘れ去られていたというワケだね。

 フフ……思えば門前寺クンが突然、
『鴛鶯鸚哥丸先輩、生徒会の活動に必要なのでインターネットを作ってください』
 などとダイナミックな事を言い出したのには、さすがに驚いたものだったよ。まあ、その時点での彼女は、マウスという機器の存在すら知らないレベルだったのだから無理もないけれどね。
 結論から言ってしまえば、このウェブログは、まったくもって何の為に生み出されたのか分からないという状態なのだが……そうか、あれからすでに二回も冬を迎えたわけだ。

 ……しかしなんと言うか。タイトルに『日誌』と冠しているにも関わらず、三日坊主どころか一日たりとも更新していないなんて実に愚だが、それというのも門前寺クンが、多忙極まるこのボクに、管理をマッハで丸投げしてしまったのが間違いなのだから仕方が無いよね。
 だいたい『オタク撲滅日誌』だなんて、なんとも不穏なタイトルじゃないか。ボク自身はオタクではないけれど、別段他人に迷惑をかけるでもないレベルの、個人の趣味嗜好まで否定したり妨害するなんて横暴だし、何より無粋な話だと思うんだけれど。

 とは言え、ボクとてそんな門前寺クンの気持ちが分からない事もないのだよ。
 詳しい所は、このプロフィール欄の方に書いたんだけれど、彼女はとある痛ましい事件に巻き込まれてしまったトラウマから、その元凶となった、アニメ、ゲーム、そして漫画などのファン達、いわゆるオタク族を非常に嫌悪するようになってしまったんだ。
 このウェブログは、世に跋扈するオタク族達を殲滅する為の対策本部的なものとして作られたんだけれど、いくらボクに形だけこしらえさせた所で、当の門前寺クン自身が何の計画も展望も持ってやしないのだから、こちらとしても一向に機能のさせようが無かったというのが正直な所さ。

 そもそも彼女……、どうやら会話の端々から察するに、オタク族の数は全国で三百人くらいだと思っているらしいんだ。
 しかも厄介ズム極まる事に、その認識は『全員男性。もれなくド変態。三度の飯よりブルマーを愛してやまない』という、あまりにも偏ったものだしね。
 どうだい、手に負えないだろう?

 まあそれでも、このウェブログ作成の経験からボクが得た物は大きかったよ。
 本来は受け手専門で、HTML、CSSなどの知識も皆無、ネチケットも常識的な範囲内でしか分からず、他人のウェブログにもさして興味を持たなかったこの鴛鶯鸚哥丸 秀。そんなボクが、門前寺クンに監視されながらの半強制的な缶詰作業のおかげで、見よう見まねとは言えWWW上に、こうして一つの世界を作り上げる事ができたのだから。

 ああ、しかし不思議なものだね……。単なる偶然のいたずらで再会しただけの、このウェブログ。せっかくだからと一通り読み返してみれば、ある部分に強く心を揺さぶられて止まない自分がいたんだ。
 詳しくは後々話すけれど、もう何だか居ても立ってもいられなくなってしまってね。
 そんな訳でボクは、勝手ながらこのウェブログを、出来得る範囲内で更新していこうと思い立ったのさ。

 とは言え、最後に携わってから500日近くも経っている為、まだ色々と感覚を取り戻せていないし、今一度学び直さなければならない事も多々あったりするんだ。
 すまないが、しばしの間は体裁の未熟さやテキストの安易さ、更新頻度の少なさや、見た者の瞳壊してしまいそうな、このボクのVISUAL SHOCK!! 等、ひとつ寛大なハートでお許し頂きたいと切に願っているよ。

(②へ続く)








このウェブログへのリンクが自由かだって?
フフ……、だが一体、自由とは何だか、キミ考えた事はあるかい?
おおリバティー、アビスの深淵にも、エデンの果てにも、ボクにはそれを知る事はできない。
しかしながら、この身が薔薇の茨に巻かれようとも、また月の光に蝕まれようとも、
彼の人の存在こそあれば、ボクの心はいつでも自由に羽ばたけるのさ。
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom

ボクこそが自由、ボクこそがリバティー、ボクこそがフリーダム。
フフ……そんなわけで、リンクは「FREE」さ。


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