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2008/01/04(Fri)23:33

『今日からスタート、その挨拶④』



 ハッキリ言って、門前寺クンはボクに恋心を抱いていた。それは痛いくらいに分かっていたんだ。
 彼女はとっても恥ずかしGirlyだから、うまく言葉には出来ずにいたみたいだけれど、しかし態度の方にはハッキリと表れてしまっていたよ。
 フフ……困った事に、明らかに誘っているような時もあった。そういう時の門前寺クンは、もはや委員長と言うより、「い、淫獣ッ!?」といった所だったね。

 思えば、毎日のように口汚い言葉で罵られたり、
 中学剣道ではTABOOとされているハズの突きを生身に決められたり、
 アロマテラピーの名の下、掃除用ロッカーに閉じ込められてコレを炊かれたり、
 挙句の果てには花火の三号玉を打ち込まれたりもしたけれど、
 すべてはボクに振り向いてほしいが為の行動だったのだろうね。好きな男の子に、何となくいぢわるしてしまうその気持ち、フェミニストのボクとて分からなくはないよ。
 フフ……自分で言うのも何だけど、愛されていたんだなあ。

 まあ彼女とて、その一途な恋心を素直に見せてくれる事も、まったく無い訳ではなかったけれどね。
 例えば生徒会室に居る時なんかは、他の役員達など視界にも入れず、ボク一人だけに甲斐甲斐しくお茶を淹れてくれたんだ。パッと見は毒々しいディープなパープル色をした、ほろ苦くて、やや香りの強い珍しいお茶だったっけ。ああ、是非ともまた飲んでみたいナ。
 ところで不思議な事に、生徒会を引退してあれを口にしなくなってからというもの、なぜか体調の方が頗る良くなったのだけれど……、これは一体どういう事なの?

 それはさておき、今回せっかくこうしてウェブログを再開させたわけだし、この機に乗じてボクは、先述した門前寺クンのパックリポートレイトを無料で配布しようと考えているんだ。
 何せあのスキャンティは、もはやちょっとした事件だからね。

『報道キャメラマン鴛鶯鸚哥丸 秀生まれはアメリカだけどね。(JAPAN)』

としての手腕を、世界に知らしめる良い機会だと思わないかい?

 無論、彼女が何かの気まぐれで、このウェブログを見てしまう可能性は大いにある。門前寺クンは、意外と恥ずかしがりんぼうだから、このイベントを知ったら、きっと建前上は配布中止を求めてくる事だろう。
 まぁ……、ボトムマウスの方は? フフ……推して測るべしだけれどね。
 だがこの問題も、例えば配布を暗号付きの圧縮ファイルで行うようにでもすればノープログレス!
 キーボードが『かな入力』になってしまっただけで、

「調子が悪い」


と言いながら、パソコンに空手Chopを幾度も浴びせた程の門前寺クンには、決して気付かれる事はないだろう。

 そうだ。フフ……とても良い事を思いついてしまったよ。ひとつこんな目標を掲げさせていただこう。
 広大なWWWの片隅で、ひなげしの花の様にひっそりと咲くこのウェブログ。元より外部から人を呼び込もう等とは思っていないのだけれど、いつの日かカウンターが“3510hit” したならば…………、
 そう! カウンターが、

『3(見て)(この)(いやらしい)(私のスキャンティ)

 を表示する瞬間が到来したならば、その際には祝砲として、門前寺クンのOKSC(おきゃんてぃなスキャンティ)を、晴れて全世界に向けて解禁しようじゃないか。

 まあ、その程度のヒット数なら、たった一日で軽々と稼いでしまうサイトも多くある事だし、アニバーサリーを気取るには、いささか盛り上がりに欠ける数字に思えてしまうかもしれない。
 けれど、ややもすればそのまま忘却の彼方に飲み込まれていたような、云わばT&Cボンバー的な存在なのだからね。もし、これが本当に達成できたならば勲章物さ。
 とりあえずボクは、一日あたり10人の来訪を理想としてこのウェブログを育てていこうと思っている。順調に行けば一年ほどで、目標である3510hitが達成出来る計算さ。と言うわけで、その日を心待ちにしながら、とっておきのパックリポートレイトを厳選しておくとするよ。

 フフ……だが、お恥ずかしNAGARA、このボク鴛鶯鸚哥丸 秀は、ちょっぴり気の方が多いものでね。一年間もモチベーションを保ち、このウェブログを頻繁に更新し続けていけるのか確約ができないけれど、まあ、そこの所はぜひとも温かい瞳で見守っていてくれたまえ。



☆☆☆業務連絡☆☆☆
 人頭石クン、涼郎クン、夏雷クンに七夕恵クン、渚嬢にシスター地上絵、それから山田クン、有馬クン、そして我が愚弟である優よ、毎日のアクセスをよろしく頼む。そこにボクを加えればちょうど十人。ただ一人欠けても目標は達成できないのだから、誇り高き鴛鶯鸚哥丸 秀クルーとしての自覚を忘れず、各自責任と信念を持ってきちんとアクセスしてくれたまえ。もし一日でもアクセスし忘れたら…………フフ。
 学校にキミの名前で、卑猥な形の巨大モニュメントを寄贈するけど、いいよね?





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このウェブログへのリンクが自由かだって?
フフ……、だが一体、自由とは何だか、キミ考えた事はあるかい?
おおリバティー、アビスの深淵にも、エデンの果てにも、ボクにはそれを知る事はできない。
しかしながら、この身が薔薇の茨に巻かれようとも、また月の光に蝕まれようとも、
彼の人の存在こそあれば、ボクの心はいつでも自由に羽ばたけるのさ。
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom

ボクこそが自由、ボクこそがリバティー、ボクこそがフリーダム。
フフ……そんなわけで、リンクは「FREE」さ。


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