忍者ブログ


2024/06/30(Sun)06:10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2009/09/30(Wed)00:29

『590円で幸せが買えたんです!!』

芳文社 『コミックギア 後編』



 前回、コミックギア購入の是非に関するメール募集を行ったところ、北は北海道から、南は南越谷まで、計76,203通ものメールをいただき、どうもありがとう。
…………だが。

送られてきたもの全てに目を通させて頂いたんだけれど、その内の76,202通ときたら、揃いも揃って
『私を抱いて そしてKISSして 夜は優しくボサノヴァ気分で……』
的なメールばっかりで呆れてしまったよ。

中には一人で四万通程送信してきた、ボクに抱かれたくて必死な13才のスウェーデン美少女もいたし、希望するプレイの内容を、所用時間や難易度別で詳細にまとめあげたExcelのデータを送ってくる、丸の内のデキる美人OLもいた。
更には、Favorite Blue『愛よりも激しく、誰よりも愛しく』をアカペラで歌い上げたmp3データを添付してくる、つわものまで現れたんだ。
おいおいおい…………、ここは性解放区じゃないっつーの!!

それから、前回うっかり注意事項として言っておくのを忘れていたんだけれど、まぁ自らの性器を撮影して送ってくる輩の多いこと多いこと……。
添付画像があるので、『おや、もしや飼っているニャーニャーの愛らしいPhotoかな?』と思えば、しかし開く画像開く画像、性器性器のオン・パレード!

 これぞまさに、聖飢魔Ⅱならぬ性器祭り!

 デーモン小暮ならぬヒーメン小娘!!


 曲はもちろん、『ローティーン嬢の館』!!!


ぐぬぬぬ………………。






…………まったく。次回からはくれぐれも、性器禁止の方向でお願いするよ。
フフ……、これがホントの禁マン添付(金満福)なんてネ。

さて、そんな盛りのついたメス犬ばかりの中で、ただ一名、ちゃんと『コミックギア』についての意見を書いてきてくれた、テンプレ通りのマニュアル・ボーイがいた。
前回言った通り、ボクはこれから、このメールの通りに行動させていただくわけで、まずはその内容の方をご紹介させていただくとしよう。


 秀ちゃんヤッピィー! いつも楽しく拝見しています。
とても見目麗しいので、気を抜くと股間がマヴンッ!ってなります。

ボクは秀ちゃんと同じ高校生です。どちらかといえば肺呼吸派です。
好きな武将は清少納言、好きな大江千里のアルバムは『乳房』です。
よくやる体操はミラクル☆パジャマ体操で、よくするモノマネは『もしも松山千春が藤崎詩織だったら』です。
よく行くファミリーレストランは………………潰れました。不況の煽りで。
はいっ! なぁーんちゃっ…………くっ……、うぅ……。

そうそう、この前、公園を歩いていると、犬の胴体にアルミホイルを包帯みたくグルグル巻きにして散歩している人がいたんです。ボクは気になって飼い主に「なぜそんな物を巻いているんですか?」って聞いたんです。すると…………そんな元気な埼玉っ子です!

さてコミックギアの件ですが、もしくはバブル&リカコSOUL天国の件ですが、これは間違いなく『買い』だと思います。
これまでにもコミックキラリティー、まんがドカン小町、まんが学園4年生と漫画史の生き証人となってきた秀ちゃんなのですから、やはり逃したら嘘だぜと思います。
確かに価格は590(ゴックン、オキシドール)円と、ちょっぴりHigh目ですが、きっとそれ以上の価値はあると思い込めばあると思います。

それに何と言っても『乱れた性をレコメンドする芳文社』ですから、もしやドHな漫画も載っているかも知れませんよ? 連日ハードな御柱祭が開催される事も請け合いなので、ここはコンディションを考えて鼻セレブを使ってみてはいかがでしょうか。もはや魔羅セレブですね。

ちなみにボクはコミックギア買っていません。買うべきなんでしょうか? それじゃあ、また。

H.N. 吉川、ファンクザピーナッツのCD返せ!


 


お忙しい中、とってもゴキゲンなメールをどうもありがとう。だが、貰っておいてこんな事を言うのもなんだけれど…………。初メールなのに、ちょっと弾け過ぎなんじゃないかな?
そして吉川クンは、早くファンピーのCDを返してあげてくれないか?

それはともかく、彼の意見としては『買い』と言う事だし、また他に反対するような意見は一切無いので、つまりこの鴛鶯鸚哥丸 秀、『コミックギア』を購入する事に大決定だ!!
ああ、これでボクも、遂に憧れのギアデビューなんだね! そうと決まればグズグズしちゃいられない。
ボクは590円だけを握りしめ、靴を履く暇さえ惜しんで、裸足のままで邸宅を飛び出したのさ。

件の書店へ向かう途中、ポテトハーベスターに轢かれそうにそうになった子犬を助ける、川で溺れている女子小学生を救出、三億円事件を解決、など幾つかのアクシデントに見舞われたものの、三十分後、無事書店に到着。
もちろん、ボクは他の商品になど目もくれず、一目散にお目当てのコーナーへと疾走(はし)ったんだ。
もしターゲットが、この期に及んで売れ切れていたりしたら、そんな場合には、この書店内で『変態!!』の罵りを受けても仕方ないような報復行動に出る腹積もりであったんだが…………。

Oh~Yes! 我、目標ヲ確認セリ!!
奪うようにそれを手にしたボクは、ジレったいがレジへと向かった。

「こ、これ下ひゃいぃいぃッ!!」

興奮で、思わず声が上ずってしまう。
控えめに見ても尋常ではなかろう、こんな狂った果実(クレイジー・フルーツ)に、レジ係の女性店員は完全に気圧され、もはやSHOW-TENG寸前だった。
「ご……五百、九十円で……ございます…………」

ブツを購入して店を出ると、ボクは走った。なぜだか分からないけれど、走った。
そうしなければ、おかしくなってしまいそうな気がして、走った。
BGMはもちろん、Favorite Blue 『愛よりも激しく、誰よりも愛しく』だ!
※ここからは、是非楽曲を聴きながら読んでくれたまえ。


愛する父よ、母よ、弟よ。掛け替えの無い友人たちよ。
ボクの背中を押してくれた『吉川、ファンクザピーナッツのCD返せ!』クンよ。
それからメールを送ってくれた美少女諸君、全国の愛秀家(グルーピー)達、コミックギアの関係者と株式会社芳文社各位、マイクロソフなんとかのビル、柊まいん役の福原遥ちゃん(11)、コスってギンギン開発スタッフ諸君、誰かは知らないけど阿木久美子さん、他たくさんの皆様方。

そして誰より……、あの日ボクに590円を持たせてくれた、天国のお祖母ちゃん、本当にありがとう!
鴛鶯鸚哥丸 秀は今日、こうして大きな夢を掴む事ができたよ。大丈夫、もう、泣かないよ。
落ち込んだりもしたけれど…………、

(わたし)は元気ですっ!!




そうして遂に自宅へと到達し、そのまま自室に飛び込んだボクは、まるで飢えた野獣(けだもの)の様に、書店の袋から待望の『コミックギア』を引きずり出し――――――――






……えっ?




そ、そんな、バカな……!? こ、これって…………。




Ah My Goddess!(一体、なんてこった!)


何を言っているのか分からないと思うが、『コミックギア』を購入したと思ったら、ボクは無意識の内に、同じ590円である『魂☆姫 第4巻』を買ってしまってたんだよ! ああ……こ、こんなバカな事って……。
いったい、どこで運命の歯車(ギア)が狂ってしまったと言うんだ…………。

と、まあそんなわけで、いまだに『コミックギア』未読の秀ちゃんなのでした。
SEE YOU NEXT TIME!








…………と、これだけで終わるような生易しい事件じゃないんだ……。

これまでボク、鴛鶯鸚哥丸 秀が秘密にし続けてきた驚愕の事実を、今ついに明かしてしまおうじゃないかッ!!

あの日590円を持たせてくれたボクのお祖母ちゃんなんだけど…………実はまだ生きてるッ!

これが鴛鶯鸚哥丸マジックだ!!



それじゃあ、次回は竹本泉原画展に推参するので、お楽しみにっ!!




PR


この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:


このウェブログへのリンクが自由かだって?
フフ……、だが一体、自由とは何だか、キミ考えた事はあるかい?
おおリバティー、アビスの深淵にも、エデンの果てにも、ボクにはそれを知る事はできない。
しかしながら、この身が薔薇の茨に巻かれようとも、また月の光に蝕まれようとも、
彼の人の存在こそあれば、ボクの心はいつでも自由に羽ばたけるのさ。
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom
I'm dancing is yourself won't be freedom

ボクこそが自由、ボクこそがリバティー、ボクこそがフリーダム。
フフ……そんなわけで、リンクは「FREE」さ。


そんなバナー

Since 2006.09.01